出し縫い終わりました
2010/3/26(金) 2:20 | 靴作り | No Comments »
写真をずっと撮り忘れてるうちにかなり進んでしまった現在製作中のチャッカーブーツ。
この後の作業はコルクを詰めてシャンクという人間でいう背骨的なパーツを入れて
革の本底を貼って手縫いで縫って踵を積み上げ全体を仕上げて終わりです。
この先の作業は靴の修理とあまり変わらないのですが底の縫いは殆どミシン縫いなので
手縫い靴はかなり時間がかかります。ミシンだと1分かかんないのに。。
前とほとんど変わらないんですがイギリス製の木製シャンクとコルクを敷き詰めました。
最近は接着剤やアクアセメントなどでコルク粉を詰めるのが簡単なので一般的みたいですが
古くからある鍋でコルク粉、チャン(松脂)と油と蜜蝋の配合で熱する方法でやりました。
前回作った靴でもやったのですが配合が難しくてすぐボロボロ剥がれ落ちたりして大変で
もの凄く時間がかかりましたが、今回はcagra樋口さんの秘蔵レシピを元にやってみたら
バッチリでした!修理の際にも使えると思うので良かったです。
で、コルクを盛ってそれを削り平らにするのですが自宅だとベタベタの屑が大変なので
今日は前職場に靴を削る機械を借りに行きました、久々だったので社長と喫茶店行ったり、
社長とは馬が合うのですが、その分揉めたり色々あったんですが、僕を一人前にしてくれたり
独立の際反対もせず応援してくれて今もこうして良い関係でいられるのは本当嬉しいし感謝です
色々話しして元気をもらったのでオープンまでもっと頑張らなくちゃと思いました。